2021.06.11 BLOG更新【全員に知って欲しいスマホの真実。】

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このブログに来てくださった皆様へ。

いつも応援してくださる方も、初めてこのホームページに来ていただいた方も、本当にありがとうございます。

少し長くなってしまいますが、どうか最後まで読んでいただけないでしょうか。

最近では「SIMロックの原則禁止」を始め、スマートフォン(携帯電話)に関する話題がニュースに取り上げられる事が多くなっていますが、それらは国民へ向けての支持率稼ぎの薄っぺらな「パフォーマンス」に過ぎず、根本的な問題は置き去りにされ、ユーザーの本当の利便性や満足度は無視されている状況です。

総務省の大手キャリアへの指摘が正しい物であったとしても、その裏にある「何故そうなっているのか??原因は何なのか?」と言う所にはほとんどスポットが当てられていません。

私はそんな今の状況を放置したくありません。

「スマートフォン(携帯電話)の事って、何だか複雑でよくわからないからショップで言われた通りに…」なんて方も少なくないと思います。しかし、そのままではいつまでも大手キャリアの行っている「本質」が理解される事はなく「不当な搾取」が無くなる事はありません。

皆様に事実を知っていただく事で、この流れを終わらせたいのです。ユーザー側が「知識」という武器を身に付ければ、大手キャリアもウワベだけのパフォーマンスだけではユーザーを騙せなくなるからです。僕は声を上げていきます。皆さんのお力を貸していただけないでしょうか?この記事を読んでいただいて、共感いただける部分があればツイッター等のSNSで拡散していただけるだけでも幸いです。

私は長く契約販売に携わる仕事を続けていた中で、消費者と、大手キャリアの間の位置に立つ人間だと思います。その立場に居るからこそ、今まで一般に語られる事のなかった言わば「闇」とも呼べる部分についてお話させていただきたいと思います。全てをここに書く事は難しいと思いますので、私から皆様へ、特に知って欲しい事をいくつか挙げさせていただきました。今後もいくつかに分けて皆様に情報をお届けできればと思います。


・2021年10月からの「SIMロック原則禁止」について

こちらに関しては以前の記事でも言及させていただきましたが「SIMロック」が無くなってもユーザーの利便性に大した変化はありません。SIMロック以上に根本的な他の問題(androidスマホの対応バンド問題を始めとしたユーザーにとって不利益なカスタマイズ問題)が置き去りだからです。詳しくは下記の過去の記事をご覧いただけますでしょうか。
https://hitoshikozai.com/blog-2021-05-29-sim-unlock/
この問題も、最近になりやっと正式に議論の対象として認められたばかりで、もっと消費者側へ分かりやすく問題の内容、本質を伝え、認識を深めて貰うべきだと思います。

・何故日本はiPhoneユーザーが多いのか?
※こちらは是非「note」よりご覧ください。

・総務省が指摘した「代理店が端末のみの販売を断っている問題」について

先ず、例えば10万円の機種を販売したらお店にいくら利益があるのか?

答えは0円です。

え?と思われるかもいらっしゃると思いますが、端末の販売価格と仕入れ値はイコールなので例え20万円の機種を販売しても利益は0円です。先ずこれが根本的な原因のひとつでしょう。

では、受付した事に対する手数料は?

機種やキャリアにもよりますが、1,000円~2,000円程です。

笑ってしまいますよね。つまり場合によっては受付した時点で販売店は赤字です。
ここにメスを入れずに表面上の指摘だけをして、やったつもりになっている総務省はこの辺りをどう考えているんでしょうか。

端末のみ販売とは少し話がズレるかもしれませんが、販売店が高額な「頭金」を設定せざるを得ない状況も、ここに原因があると思います。それに「頭金」という言葉の意味がスマホの場合「特殊」過ぎるのもユーザーに伝わりにくい原因の一つだと思います。
皆様は「頭金」と聞くと、本体代金の一部を予め一部先に納めて、残りを分割にする、とお考えになると思います。しかしこの業界では意味が違います。

「頭金」とは代理店が独自に設定できる言わば「定価へのプラスアルファ金額」なので、頭金が10,000円だったとしたら定価よりも10,000円高いという事です。キャリアショップも定価での販売は利益が0円なのでそうせざるを得ないのでしょう。そこを理解せずに指摘だけしても無意味という事ですね。

ちなみに端末のみの販売利益が1,000円~2,000円程と先程書きましたが、勿論キャリア(携帯会社)によって、代理店によって異なる部分はありますが

機種変更→2,000円~4,000円程度
MNP→6,000円~8,000円程度

皆様、ショップに行かれると感じると思うのですが、スマホの変更って1時間~2時間程度ではとても終わりませんよね?最近では「ショップへ行く日はほぼ1日仕事」なんてこともあると思います。
つまり、受付に数時間かかっている時点で人件費など考えると販売店にはもうほとんど利益がありません。だからショップでは上記の頭金が設定されていたり、高額な付属品販売、副商材の契約を勧めざるを得なくなっている面が大きいでしょう。私が在籍していたような「併売店」と呼ばれる、特定のキャリアに依存しない販売店は他にも独自の方法、商材で利益を生み出す方法がありますが、特定のキャリアショップではそれすらままならず、ひたすらにキャリアの言いなりにならざるを得ない部分があると思います。

そしてそれらが最近また話題になっている「代理店の評価制度 ※どれだけ高額プランや含商材を販売しているかで支払われる奨励金や優遇が異なる」の問題にも繋がるわけです。単体での利益が望めないので、そういった評価制度で支払われる奨励金を嫌でも掴みに行くしか無いわけですね。

上記で挙げさせていただいた問題ほんの一部です。
そして、なによりの問題は「総務省と大手キャリアの関係性」でしょう。

例えば、数か月前まではニュースでもひっきりなしに報道されていたドコモのオンライン専用プラン「ahamo」。これも実は我々業界の中では、NTTのdocomo子会社化から始まり、ahamoの開始、これらが何故総務省からOKが出たのか「?」だったのです。
※難しい説明は省きますが、色々と法的にも問題あるはずなのに何故?と。

答えは少し前にニュースになった「違法接待」の賜物だったわけですね。
※ニュースになったとはいえ、今では全く報道されず。あら不思議
ですね。

つまり、そこの関係にメスをいれない限り全ては「国民に向けてのパフォーマンス」でしかないのです。

わかりやすく言えば、

総務省「国民に頑張ってる姿見せておきたいからSIMロック原則禁止にするね!!まぁ後はそっちで上手くやっといてよ!!」

大手キャリア「わかりました。じゃあSIMロックはかけませんけど、引き続き周波数(対応バンド)潰して他のキャリアでは使えなくしとくから大丈夫です!!」


これじゃあ意味ないですよね。

そんなこと言ってもどうせ何も変わらないと思う方も当然いらっしゃると思います。
でも、僕は誰かがきちんと発信しないといけないと思います。皆様にもきちんとこういった事実を知っていて欲しいのです。自分の利益を自分で守って欲しいからです。そして、いずれはそんな心配をしなくてもきちんとした体制が整うように働きかけていきます。

毎回お話ししているかもれませんが、今の私には何の影響力もありません。
だからこそ皆様のお力を借りたいのです。

こういった問題がきちんと一般的なニュース、問題として消費者全体に認識される問題であってほしいのです。



どうか世の中への幅広い発信に向けて、ご協力お願い申し上げます。

※2021.09.17 一部追記